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【京都牝馬S】距離変更で出世レース化した牝馬重賞/JRAレース展望

  • 2019年02月14日(木) 06時00分
 真冬の古馬牝馬重賞。2016年に1600mから1400mに距離短縮されて、時期も2回京都の最終週に移された。これによって名称は同じながら、レースの性格は大きく変わることになった。

 条件変更初年度の2016年は、勝ったクイーンズリングがその年のエリザベス女王杯を制した。2017年の勝ち馬レッツゴードンキもその年のスプリントGIで2着2回、2018年の勝ち馬ミスパンテールもその後重賞を2勝した。以前とは変わって出世レースの色合いが強まっていることに注目したい。

1.4歳世代が強い

 条件変更前を含む過去10年で、4歳馬が8勝という好成績を収めている。あとは、5歳が1勝で6歳が1勝。

2.スタミナが要求される

 連続開催の最終週ということもあって、1400mという距離以上にスタミナを要求される。距離短縮以降の3年間、前走で1400m以下の距離を使われていた馬は26頭いたが、連対は1頭のみ。

3.冬場の牝馬戦は調子を重視

 牝馬は夏に強いと言われるのと反対に、この時期はなかなか調子が上がらないことが多く、前走で凡走した馬の巻き返しは簡単ではない。近3年間の1〜3着馬9頭のうち8頭は前走で連対を果たしていた。唯一の例外のクイーンズリングは、前走8着とは言えエリザベス女王杯で0.3秒差だった。


 リバティハイツは前走ターコイズSを好タイムで2着。半マイル通過が45.5秒という厳しい流れを早めに動いて粘り込んだものだけに価値がある。昨春にはフィリーズレビューを勝って桜花賞でも6着に食い込んだ実力馬が調子を取り戻してきたようだ。輸送に難がある馬で、関西圏の競馬になるのもプラス材料。

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