香港カップで2着した後、放牧を挟んで、栗東へ帰厩した
ディアドラ(栗東・橋田満厩舎)。今年は
中山記念(2月24日・中山芝1800m)から始動する予定となっており、今朝13日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番のCWコースへ北沢伸也騎手を背にして馬場入り。馬が殺到する開門直後ということもあってか、少し気持ちが乗った状態で1コーナーから2コーナーを回っていく。
向正面に入ると完全にスピードに乗っていたが、折り合いを欠くかどうか際どいくらいの行きっぷり。ただ、全体を見終えてから道中を振り返ると、単にパワフルに走っていただけという感じもする。
スピードは衰えることなく、最後の直線までしっかりした走り。時計は6F76.4〜5F62.9〜4F50.5〜3F37.6〜1F12.6秒とかなり速い。海外遠征帰りの休み明け、しかもこの後はドバイ遠征が控えているという状況だが、
中山記念に向けての調教の負荷としては相当なものがある。
(取材・文:井内利彰)