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【フェブラリーS】藤田菜七子、初のG1でレジェンド倒して歴史動かす!

デイリースポーツ
  • 2019年02月15日(金) 13時30分
 「フェブラリーS・G1」(17日、東京)

 絶対に負けたくない-。14日、小倉競馬場で共同会見が行われ、JRA女性騎手として初のG1騎乗に臨む藤田菜七子騎手(21)=美浦・根本=が意気込みを語った。重賞連勝中のコパノキッキングと挑む、夢にまで見た大舞台。勝つイメージを膨らませ、来る本番に備える。

 夢にまで見た大舞台が、刻一刻と近づいてきた。JRA女性騎手として初のG1騎乗に挑む藤田菜七子。決戦の地、東京競馬場から813キロも離れた小倉競馬場で14日、異例の共同会見が行われた。

 早朝の調教後、会見の席につくと、時折笑みを浮かべながら思いを口にした。「不安で緊張する気持ちと、楽しみな気持ちと。でも、今は楽しみな気持ちが大きい。いろんな方に“G1頑張ってね”と言われて、頑張らなきゃと感じています」。周囲からのエールに期待の大きさを感じ、自らを鼓舞している。

 コパノキッキングと駆ける1600メートル。どう攻略していくのか。「根岸Sを見て、改めて強い馬だと感じました。コパノキッキングと私のレースができればいいな、と。勝つイメージは大事だと思うので、こういう風に乗って勝ちたいというのはイメージしています」。ゴールを先頭で駆け抜けるシーンはシミュレーション済みだ。

 “レジェンド”に対しても闘志を燃やしている。「ジョッキーを目指していた頃からの憧れ」という武豊は、ライバルインティに騎乗。デビュー4年目を迎え、G1でようやく腕比べがかなう。「すごくうれしい気持ち。あと、負けたくない気持ちはもちろんあります」。鋭いまなざしは勝負師のそれだ。

 先週は栗東でパートナーの癖をつかみ、レースビデオも入念にチェックした。「みんな強い馬だと思うけど、コパノキッキングももちろん強い馬。やってやるぞって気持ちがある。負けたくないですね」。歴史が動くか-。勝つための準備は着々と進められている。

提供:デイリースポーツ

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