昨秋の
マイルCS(GI)優勝以来となる
ステルヴィオ(牡4・美浦・
木村哲也)が、
中山記念(GII・中山芝1800m)で今年初戦を迎える。今回初コンビとなる
丸山元気騎手を背に、20日(水)、ウッドチップコースで最終追い切りを行った。追い切り後の木村調教師と丸山騎手のコメント。
■木村調教師
「前走はスタッフが強いメンタリティで馬をキャリアハイの状態に仕上げてくれたこと、そしてビュイック騎手が騎乗してくれて、スタート、馬場状態、ペースなどすべてがうまく噛み合いました。勝つときはすべてがうまくと言いますか、その通りの前走だったと思います。
前走後は放牧に出して、帰厩後は1週ごとに良くなるよう調整をしています。前走より腰周りがしっかりといてきて、体も大きくなり、男馬らしい体付きになってきたと思います。(キャンターに)下ろした時の1歩目に力が入るようになって、そのあたりが肉体の変化とリンクしているように思います。
どこのコースがダメだとは考えていませんし、中山の1800mも問題ないでしょう。あとはジョッキーに任せます」
■丸山騎手
「良い馬ですね。今週は3頭併せの真ん中で気を抜かせないようにしました。さすがにGI馬だけあって、操縦性が高くて無駄な動きもしないですね。
これまでのレース振りから乗りやすそうだという印象がありましたが、その通りでした。反応がとても良く、こちらが求めたことにもしっかりと応えてくれました。レースではある程度のポジションで競馬をしたいと思います。他にもメンバーが揃っていますが、ここで結果が出ればこの先がさらに楽しみですね」
(取材・文:佐々木祥恵)