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【阪急杯】福永&ミスターメロディ 絶妙ハーモニー 9カ月半ぶりのコンビ

デイリースポーツ
  • 2019年02月21日(木) 06時00分
 「阪急杯・G3」(24日、阪神)

 春の大舞台へ、明け4歳馬ミスターメロディが20日、上々の動きを披露した。モヤで煙る栗東CWの最終リハでは、久々にコンビを組む福永を背にラスト1F11秒6の好タイム。昨年のNHKマイルC4着馬が、2つ目のタイトル奪取に態勢を整えた。重賞で安定した走りを見せているスターオブペルシャ、阪神Cで鮮やかな逃走Vを決めたダイアナヘイローも引き続き好調キープだ。

 9カ月半ぶりのコンビとは思えないほど、福永&ミスターメロディが奏でるハーモニーに狂いはなかった。

 昨春のNHKマイルC(4着)以来のコンビ復活。人馬の呼吸を合わせ、白く煙る霧の中から飛び出すように勢い良く伸びた。軽く仕掛けた程度ながら、栗東CWでラスト1F11秒6の好タイム。調教スタンドからは、ゴール手前のアクションしか判別できなかったが、鞍上のコメントが動きの良さを物語っていた。

 「先週も良かったけど、きょうも良かったよ。折り合いも去年よりましになっている」と成長を実感する。見守った藤原英師も「フレッシュでいい状態。柔らかくなっているのが何よりいいね」と目を細めた。

 昨春はNHKマイルCを見据えて、1600メートルに対応できるよう調教を重ねてきたが、「マイルはギリギリという感じだった」と福永は言う。ファルコンS1着、阪神C2着が裏付けるように、これまでの実績は1400メートルに偏っており、「前回で今回の条件は走っている。G2で(2着に)走っているのだからG3なら。前に行けるし、開幕週の馬場というのも問題ない」と好走できる下地は整っている。

 目下、課題があるとすれば賞金面。春のG1に臨む上で、今のままでは出走できるか危うい。鞍上は「時計が出ているし、仕上がりはいい。賞金を加算しておきたいね」と勝ち負けをにらむ。ダイアナヘイローの逃げ切りを許した前走の雪辱を果たす。

提供:デイリースポーツ

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