名手が絶好調だ。
武豊騎手(49)=栗東・フリー=が先週、
フェブラリーSを含め3勝を上乗せして計24勝をマーク。依然としてリーディングをキープしている。自身にとってG1美酒は1年2カ月ぶり。「昨年が勝てなかったもんな。そりゃ気持ちいいよ」と声を弾ませる。
G1初騎乗の
藤田菜七子に視線が集まった17日の府中。空前の“菜七子フィーバー”を振り返り、「カメラもすごくて、レース後も“ちょっとどいて”って感じ。“オレ、勝ったんやけど”って」と苦笑いだ。7連勝で頂点に立った相棒の
インティは、BCクラシック・米G1(11月2日)の優先出走権も獲得。開催されるサンタ
アニタ競馬場は、00年に長期滞在したこともある。「勝手知ったる場所。挑戦したい」。秋のプランは未定だが、実現すれば夢が広がる。
今週の
阪急杯は連覇が懸かる
ダイアナヘイローで参戦。昨年は引退する福島信晴調教師に、同馬で花を添えるVを決めた。「ドラマチックだったね。阪神千四は合っているみたい。先手を取った時は重賞を勝っている」と期待した。今週も千両役者の手綱に注目だ。(デイリースポーツ・井上達也)
提供:デイリースポーツ