20日、船橋競馬場で行われた第55回報知グランプリC(4歳上・ダ1800m・1着賞金1200万円)は、好位でレースを進めた森泰斗騎手騎乗の1番人気タービランス(牡6、浦和・水野貴史厩舎)が、直線で最内を突いて抜け出し、2着の9番人気ディアデルレイ(牡8、船橋・川島正一厩舎)に2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分53秒2(稍重)。

【森泰斗騎手のコメント】
「凄く嬉しいです。今日はあんまり外を回ると、馬場的にキツいかなと思っていました。前の3頭が全然バラけなくて進路を心配しましたが、上手く内が開いてくれて良かったと思いました。この馬は本当に思い入れの強い馬なので、超嬉しいです。

　直線はいい伸びをしていました。1頭になるとちょっとフラッとするところがあるので、何とか最後まで集中してくれと願っていました。凄く底力があるので、いつもそれなりに着順をまとめてきますが、なかなか難しいところのある馬ですので、厩舎の皆様の素晴らしい仕上げの成果だと思います。何度も繰り返してしまいますが、勝てたのは本当に嬉しいです」

【水野貴史調教師のコメント】
「前回の重賞ではハナ差負けしてしまって悔しい思いをしましたので、今日はとても嬉しいです。(レースは)いい位置に付けて、手応えも抜群だったので、あとは直線どこから抜けてくるかなと見ていました。直線進路が出来たので上手く抜けられるかなと。ただ、そのあと、気の悪い面を見せなければいいなと思っていました。

　今日は私からは指示はなく、森君にお任せしていました。馬は、前回使って格段に良くなったので、自信を持って出せる状態でした。次走については、脚元に不安がつきまとう馬なので、状態を見ながら考えていきます。羽田盃以来の重賞勝利を挙げることが出来てホッとしています。これからも応援よろしくお願いします」

(取材：高橋正和、編集：netkeiba)