24日に中山競馬場で行われる
中山記念(4歳上・GII・芝1800m)について馬番・枠順別に検証していく。
最多となる5回の馬券絡みは5番、9番。4回で10番が、3回で2番、10番が続く。
頭数が揃いにくいので、馬番ではなく枠順で内外を比較する。1〜4枠、5〜8枠の比較は下記の通り。
・1〜4枠 6-3-4-37 複勝率26.0% 単勝回収率127% 複勝回収率82%
・5〜8枠 4-7-6-55 複勝率23.6% 単勝回収率18% 複勝回収率69%
5〜8枠が17回馬券に絡んでおり、好走率をみても、外枠だからダメということはなさそう。ただ、回収率には大きな差が生じている。単勝回収率の違いは3番枠から13番人気で勝った
トーセンクラウン(単勝3640円)によるところが大きいのだが、それを差し引いても、勝ち切るためには内枠がベターだろう。
注意点として、人気別の成績を挙げておきたい。
5〜8枠だった1番人気馬は2-0-0-5となっており、7頭中5頭までもが馬券圏内すら外してしまっている。勝ったのは11年
ヴィクトワールピサ、16年
ドゥラメンテという歴史的名馬の2頭だけで、直近では17年に
アンビシャスが4着に敗れている。1〜3番人気に括っても4-2-1-11で複勝回収率61%と振るわないが、4〜9番人気は0-5-5-26で複勝回収率108%となっている。外枠は人気馬を疑い、人気薄は複穴で注目したい。
一方で1〜4枠は、1〜3番人気が5-0-3-4で単複とも回収率100%超え。4〜9番人気は0-2-1-21で複勝回収率47%にとどまっており、内枠は「人気馬を信頼、穴人気馬は疑問視」というスタンスが良さそうだ。