24日に阪神競馬場で行われる
阪急杯(4歳上・GIII・芝1400m)の舞台となる阪神芝1400m。このコースについて解説していく。
阪神芝コースは内回りと外回りがあるが、芝1400mは内回りを使用する。473.6mとたっぷり最後の直線がある外回りコースとは全く性格が異なっている点は、大前提として頭に入れておこう。
阪神芝1400mは向正面のポケットからスタート。初角となる3コーナーまでは450mほどで、ほぼ平坦になっている。3〜4コーナーで下るレイアウトでもあり、比較的、テンのペースは速くなりやすい。残り200m地点から急坂を上ってゴール。
初角まで長いので、外枠の不利は軽減されそうに思えるが、そうはいっても内回りコースで行われる短距離戦だけあって、やはりロスの少ない内枠が優勢。平坦→下り坂→直線の急坂なので、コーナーの下りで加速して流れ込む競馬が有効で、実際に過去10年で逃げ馬(=3コーナー1番手)が3-1-0-6と4割の連対率を誇っている。馬券に絡んだ4頭のテン3Fは、34秒1、33秒8、33秒8、34秒2。この点からも、ハイペースになっても流れ込める傾向が見て取れる。
1回阪神はAコースを使用する。開幕週ということで、馬場状態は良好だ。この点も、逃げ・先行馬にとっては力強い後押しになっている。