毎週欠かさず馬場に関する情報を収集し、自身の予想に反映させるというスポーツニッポンの“万哲”こと小田哲也記者が、“予想に役立つ馬場情報”をコンセプトに、重賞が開催されるコースについて、当週の降水量・前日のレース結果等を踏まえた主観的意見から、よりライブな馬場状態を解説する。
【中山記念(中山の芝傾向)】
当初は金曜夜に雨予報も出ていたが、JRA発表では降雨は記録されず、土曜の芝は良馬場で開催。金曜朝と土曜朝では含水率の大きな変動もなかった。日曜は天気の心配はなく、土曜よりさらに一段乾いたレベルになりそうだ。
Aコース使用は昨年12月28日(ホープフルS当日)以来。1月開催は内6m地点に内柵を設置したCコース使用だったので、内を通る利が見込めるのが通例だが、土曜は内&前有利を意識したのか、道中流れるケースが多く、先行勢が断然有利という訳でもなかった。開幕週でも内寄りがボコボコしていた昨春開幕週と比べると、今春の方が時計的には出ている。芝状態は全体的にいい。
土曜は、芝競走は5鞍施行。勝ち馬の最終4コーナーの位置は...