3月3日に中山競馬場で行われる
弥生賞(3歳・GII・芝2000m)を種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる7回の馬券絡みは
ディープインパクト。4回の馬券絡みで
ネオユニヴァース、
キングカメハメハが続く。
ディープインパクト産駒は18頭が出走して4-1-2-11。複勝率38.9%、複勝回収率77%となっていて、16年から3年連続で
ディープインパクト産駒が勝利を収めている。
12年に
アーデントが5番人気3着、13年に
カミノタサハラが6番人気1着しているが、それ以外の馬券絡み5回は全て2番人気以内。最近は人気の
ディープインパクト産駒しか来ていないということになる。11年
ターゲットマシン(2番人気11着)、12年
アダムスピーク(1番人気8着)、15年
シャイニングレイ(1番人気7着)など、人気を裏切るケースも少なくない。
近年は中山コースでも好走が目立つようになってきたといはいえ、本質的に、中山芝2000mという舞台が合っているわけではなさそうだ。
今年は
カントル、
サトノラディウス、
メイショウテンゲン、孫の代では
ナイママ(父
ダノンバラード)が登録している。
ネオユニヴァース産駒が2-2-0-4と好相性。今年は直仔の登録はないが、
ヴィクトワールピサ産駒で孫の代の
ブレイキングドーンに、この舞台は向きそうだ。ちなみに、
ヴィクトワールピサ産駒の
弥生賞への出走は昨年の
リビーリング1頭のみだが、6番人気5着と人気を上回る走りは見せている。
ハーツクライ産駒は0-2-0-5。7頭全て4番人気以下だったが、14年
ワンアンドオンリー(4番人気2着)、17年
マイスタイル(8番人気2着)という実績があり、複勝回収率は100%超で侮れない存在だ。今年は
シュヴァルツリーゼが登録。