有馬記念8着の後、一旦放牧へ出されて、1月下旬に栗東へ戻ってきた
モズカッチャン(栗東・
鮫島一歩厩舎)。現在は
金鯱賞(3月10日・中京芝2000m)に向けて調整が進められており、今朝27日はその1週前追い切りが行われている。
2回目のハローが終了した時間帯のCWコース。
オークス2着時以来のコンビ復活となる
和田竜二騎手を背に、
ジョルジュサンクを追走する併せ馬だった。
6F標識での入りはさほど速くはなく、3コーナーを過ぎたあたりから、ラップが速くなるような感じ。そこでもたつくようなこともなく、きっちりと前を射程圏に入れて最後の直線。更に加速すると、楽々と前へ追いついて、今後は追い越そうとした。
しかし、相手は滅法攻め駆けする馬。相手の手応えに余裕があったこともあり、逆に差し返されて、必死に追われて同入というのが精一杯の内容だった。時計は6F83.7〜5F67.7〜4F52.7〜3F38.5〜1F12.4秒。少し地味な印象もあるが、CWでの追い切りはデビュー戦以来となるのだから、この動きで及第点かも知れない。
(取材・文:井内利彰)