3月2日に阪神競馬場で行われる
チューリップ賞(3歳・牝・GII・芝1600m)を種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる8回の馬券絡みは
ディープインパクト。4回で
キングカメハメハが続く。
ディープインパクト産駒は28頭が出走して2-2-4-20。複勝率28.6%、複勝回収率89%とまずまずの数字だが、勝率7.1%という数字が示す通り、勝ち切れていないのも事実。5番人気以内に絞ると2-1-2-10で複勝回収率67%で、上位人気でもあまり信用は出来ない。13年には
レッドオーヴァル(1番人気7着)、15年
クルミナル(1番人気11着)が1番人気を裏切っている。12年には単勝1.3倍の
ジョワドヴィーヴルが3着だった。
ただし、阪神JFより直行してきた4頭は1-0-2-1。阪神JFで連対していた馬に絞れば、上述した12年
ジョワドヴィーヴルは3着、
ハープスターは1着と、2頭とも馬券圏内は確保している。
今年は
シェーングランツ、
ダノンファンタジー、
ノーブルスコア、
ブリッツアウェイと4頭の
ディープインパクト産駒が登録しており、阪神JF1着からの直行となるのは
ダノンファンタジー。
ハーツクライ産駒は0-1-1-1。14年
ヌーヴォレコルト(4番人気2着)、17年
リスグラシュー(2番人気3着)と2頭が馬券絡みを果たしている。今年は
アフランシール、
シャドウディーヴァが登録。
ココフィーユ、
ドナウデルタ、
ブランノワールと3頭の産駒が登録しているのが
ロードカナロア。このレースへの産駒の過去の出走歴はないが、父である
キングカメハメハの産駒は1-1-2-8で複勝回収率133%と好成績。このレースへの適性は高そうだ。