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【チューリップ賞】ダノンファンタジー貫禄リハ 迫力のラスト1F12秒1

デイリースポーツ
  • 2019年02月28日(木) 06時03分
 「チューリップ賞・G2」(3月2日、阪神)

 いよいよ2歳女王ダノンファンタジーの登場だ。27日、栗東CWでの最終リハは4Fから強めに追われた。必要以上にテンションを上げないよう細心の注意を払いながらも、しっかりと末脚を伸ばした。見据える桜花賞(4月7日・阪神)へ、初戦から能力発揮の態勢を整えた。また阪神JF4着のシェーングランツは、美浦Wで古馬2頭を相手に3頭併せ。ビッシリと負荷をかけた。

 過度に負荷をかけて必要以上にテンションを上げたくない。そんな微妙なさじ加減での最終リハは、栗東CWでの4F追い。川田を背にした2歳女王ダノンファンタジーは、活気十分の手応えで直線に向くと、末脚をグイグイ伸ばして4F48秒1-36秒0-12秒1。迫力たっぷりに動いた。

 鞍上は「時計よりも馬の気持ちを優先して追いました。休み明けで力むところはありますが、先週よりはましでした」と好感触をつかんだ。2歳女王に輝いたとはいえ、まだ幼い。道中は行きたがったが、しまいまでしっかりと脚を伸ばせた。心肺機能が高い証拠だろう。

 3連勝で阪神JFを制してから約3カ月。いったん気持ちをリフレッシュし、この今季初戦に備えてきた。帰厩後も順調に乗り込まれての登場。舞台はG1を勝った仁川のマイル戦とあって、死角らしい死角は見当たらない。猿橋助手も「本番(桜花賞)を見据えての調整ですから、ビッシリ仕上げたというわけではないですが、テンションをうまくコントロールしながらのケイコができています」と胸を張る。

 あくまでも狙いは先にある。そこへ向けてのステップだ。同助手は「まだシルエット的には成長の余地を残していますからね」と言うが、それでも「スピードがあり、走破時計も抜群。力があるのは分かっていますから」と自信は揺るがない。まずは前哨戦できっちりVを収め、堂々と桜花賞へ駒を進める。

提供:デイリースポーツ

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