「
弥生賞・G2」(3月3日、中山)
皐月賞につながる重要な
ステップレースとあって、
ニシノデイジーの西山茂行オーナー(60)が27日、美浦トレセンを訪れた。調教スタンドから熱視線を送り、追い切りを終えた愛馬を出迎えると、高木師と勝浦を激励。「1週前追い切りでは引っ掛かって持って行かれてたけど、きょうの動きなら折り合いも心配ないだろう」と満足そうにうなずいた。
西山オーナーと
弥生賞といえば、思い出されるのが98年だ。デビューから2連勝の
セイウンスカイで、
スペシャルウィーク、
キングヘイローと対戦。逃げ切り寸前だったが、
スペシャルウィークに半馬身差されて2着惜敗。しかし、その悔しさを糧に
皐月賞、
菊花賞の2冠を制した。
ニシノデイジーの母の母、
ニシノミライの父でもある。
思い入れがたっぷり詰まった血統馬に、懸ける意気込みはことの外強い。「勝浦を男にしないとな。彼がしっかり乗れば大丈夫。
ホープフルSでは4コーナーでちょっと詰まったが、札幌2歳Sのような競馬ができれば最高」と勝利へのイメージを描いていた。
提供:デイリースポーツ