3月2日に中山競馬場で行われる
オーシャンS(4歳上・GIII・芝1200m)を馬番別に検証していく。
最多となる3回の馬券絡みは2番、7番、9番、13番。最多でも3回ということから分かる通り、特定の馬番への偏りは無く、16番まで万遍なく一度は馬券に絡んでいる。
過去10年全てフルゲート16頭で行なわれているため、1〜8枠まで全てサンプル数が同じになる(20頭ずつ)。枠順別の比較が単純に内外の有利不利を示す指標になりそうだ。
1〜4枠 7-6-4-63 複勝率21.3% 複勝回収率120%
5〜8枠 3-4-6-67 複勝率16.3% 複勝回収率56%
各馬番から馬券絡みの馬が出ているとはいえ、やはり内枠有利は揺るぎないと言えそう。5〜8枠の1番人気は1-0-2-4で期待に応えられていない。一方で1〜4枠からは6番人気以下での馬券絡みが7回と、伏兵陣が健闘している。
この違いは脚質と比較すると分かりやすい。1〜4枠から馬券絡みを果たした17頭のうち11頭までが4コーナーを5番手以内で通過しているのに対し、5〜8枠から馬券絡みを果たした13頭のうち、4コーナー5番手以内だったのは2頭のみ。位置取りを生かす内枠勢と差し脚で迫る外枠勢の構図が見て取れる。5〜8枠から7番人気以下で馬券に絡んだ4頭中3頭が4コーナー10番手以下だった。
基本的には内枠重視が正解だろうが、ハイペースが見込めるのであれば、外枠の差し馬狙いにも妙味がありそうだ。