3月2日に阪神競馬場で行われる
チューリップ賞(3歳・牝・GII・芝1600m)を馬番別に分析していく。
最多となる4回の馬券絡みは5番、7番。3回で12番が続く。10番より内で過去10年間で馬券絡みが一度もないのは、2番のみ。
阪神JF時にも触れた通り、旧阪神芝1600mは外枠不利が顕著なコースだったが、新コースになってその点は解消している。年によって頭数のバラつきがあるので、枠順で比較してみよう。
1〜4枠 3-2-6-48 複勝率18.6% 複勝回収率58%
5〜8枠 7-8-4-60 複勝率24.1% 複勝回収率69%
好走率から外枠に分があることは明らかで、回収率も複勝回収率こそ10%程度の違いだが、単勝回収率では大きな差がついており、5〜8枠はベタ買いでも119%となっている。
1〜4枠から連対を果たしたのは、09年
ブエナビスタ(1番人気1着)、13年
クロフネサプライズ(3番人気1着)、14年
ハープスター(1番人気1着)、15年
アンドリエッテ(7番人気2着)、18年
マウレア(3番人気2着)。5頭のうち4頭が3番人気以内だった。
一方で5〜8枠は3番人気以内の馬が4-4-2-6としっかり結果を残しているだけでなく、4〜9番人気の伏兵陣も3-4-2-27と活躍している。
逃げ馬(3コーナー1番手)の馬券絡みが1-1-2-6と計4回。09年
サクラミモザ(7番人気2着)、14年
リラヴァティ(6番人気3着)など、前残りに一定の注意を払う必要があるが、その一方で上がり最速馬は6-4-0-3と非常に優秀な成績を収めている。
桜花賞に向けた最重要
トライアルに出走してくるレベルの馬であれば、位置取りを問わず、外を回してもきっちりと差し込んでこれるレースだ。