「
金鯱賞・G2」(10日、中京)
昨年5月の
むらさき賞(東京)を起点に目下4連勝。
ノンストップで初重賞のチャレンジCを制した
エアウィンザーが、いよいよ今季初戦に登場する。
デビューから14戦して(7・5・1・1)。馬券圏外となったのは、3歳春の
共同通信杯(6着)のみ。条件を問わず、常に首位争いを演じている。ただ、2着5回というキャリアが示す通り、決定力不足が一つの課題だった。
それがここへ来て一変。辻野助手は「以前は抜け出してからフワッとしたり、前の馬をかわそうとしないところがありました。でも今は、調教でもそういう面を見せなくなっています。本当の力を見せてくれるようになりました」と成長ぶりを強調する。母は05年の
秋華賞を制した名牝
エアメサイアで、重賞3勝馬
エアスピネルの全弟。期待値の高さに走りが追い付いてきた。
1週前は栗東CWの3頭併せで、強めに追われて5F68秒6-37秒9-11秒6。追走最先着を決め、好仕上がりを印象づけた。「1週前にスイッチを入れたかったので、ジョッキー(
武豊)騎乗で。これでピリッとしてくるでしょう」と同助手はうなずく。中京初参戦にも「右手前の方が好きな馬なので、左回りは上手なのでは。本格化した今なら、ここでもいい競馬ができそう」と、5連勝&重賞連覇へ期待を寄せた。
提供:デイリースポーツ