「中山牝馬S・G3」(9日、中山)
重賞連勝で花道を飾る。
ワンブレスアウェイは、前走の
愛知杯で重賞初制覇。これまで重賞の壁にはね返されてきたが、9度目の挑戦でようやくタイトルを獲得した。
古賀慎師は「前走の競馬は鞍上がしっかり乗ってくれて
パーフェクトな内容。6歳ながら最後に一皮むけた感じ」と話すものの、喜んでばかりはいられない。馬主のサンデーレーシングの規定により、牝馬は6歳春で引退となる。「3日の追い切りでもしっかりといい走りをしていた。ラストランに向けてふさわしい出来になるはず」と、渾身(こんしん)の仕上げで挑む。
芝1800メートル戦は昨年4月の福島牝馬S6着以来。7戦3勝、2着1回と実績はあるが、オープン昇級後は5着以内を確保できていない。「距離を延ばして使ってきたので、この1800メートルでどう対応できるかが鍵」と課題を口にしたが、現在の充実ぶりなら問題ない。最高の形で最後を締めくくる。
提供:デイリースポーツ