アルテミスSで
シェーングランツ(美浦・
藤沢和雄厩舎)の3着になった後、紅一点だった
エリカ賞では逃げて後続を寄せ付けないレースぶりで完勝した
エールヴォア(栗東・
橋口慎介厩舎)。その後はすぐに
フラワーC(3月16日・中山芝1800m)の参戦を表明して、ここまでレース間隔をあけている。
今朝6日は
M.デムーロ騎手が騎乗して、CWコースでの併せ馬。
リーガルメインが先行して、それを追いかける形だったが、6F標識では3馬身ほどあった差も3コーナーでは2馬身弱まで詰まっていく感じ。少し行きたがっているようにも見えたが、ここは許容範囲といったところだろう。
4コーナーから最後の直線では内を回ったこともあり、ここで前へ出てしまった。この動きを見るかぎり、やはりコーナーリングでの走力はかなりのものがある。スピードに乗ったままゴールへ向かっていき、楽な手応えで一杯に追う相手にきっちり先着した。
時計は6F82.8〜5F66.3〜4F51.5〜3F36.8〜1F11.9秒。ここでも強調したいのは3F時計。馬場中央より内目だったとはいえ、この時計を出せるのはコーナーリングが上手だからこそ。それを思えば、中山芝1800mという舞台設定は大きなアドバンテージになるのではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)