スマートフォン版へ

エアウィンザー「有馬に使っても面白かった」が休養 オーナーの信念がこの春実を結ぶ/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2019年03月06日(水) 18時00分
 競馬サークルでは、先々のローテーションについて質問すると、「あくまで今回の結果次第」という答えが返ってくることが多い。競馬ぶりが良ければ、大きい舞台に使いたくなるだろうし、前哨戦ごときで結果が出ないようでは、予定を変更してひと息入れることもある。どう転ぶか分からないのが勝負の世界。あくまで柔軟に選択肢を残しておくわけだ。

 しかし、金鯱賞にエントリーしているエアウィンザーのオーナーサイド(ラッキーフィールド)は、前走のチャレンジCの時、そういうやり方をしなかったという。

 事前に厩舎サイドに「勝っても負けても休養を入れる」と申し入れ、実際、勝った後、すぐ休みに入った。好位から上がり最速の脚を繰り出して、2着に3馬身差。あんな完璧な勝ちっぷりを見せられたら、普通はグランプリ有馬記念に使いたくなるもの。

 担当の上村助手も「自在性のある馬で距離も持つだろうから、仮に有馬記念に使っていたとしても、面白かったと思いますよ」と当時を振り返るが…。その誘惑を断ち切り、宣言通り休養を入れた。ここにオーナーの“大事に使う”信念を見た思いがする。

「まだ14戦しか使っていない馬ですからね。ずっと緩さがあって、精神的にもきつかったのか、以前は競馬でハミを取らないことが多かったんですよ。昨年からようやく緩さが解消してきて、競馬でも真面目に走るようになった。オーナーが大事にしてきてくれたおかげですよね」(上村助手)

 馬がしっかりしたことで、この中間は火曜や金曜の普段の調教でも、ウッド→坂路という密度の濃い調教メニューをこなしているという。

「今度はGIIだし、しっかり負荷をかけていこうということです。今は体もパンパンに張り詰めてますよ。右手前のほうが好きな馬なので、おそらく左回りのほうがいい。4走前の東京(むらさき賞)でも、無理かなってところから差し切りましたから」

 GI馬5頭が揃い、豪華な戦いとなった先日の中山記念は結局、非GI馬のウインブライトが快勝した。同じようにGI馬5頭が登録してきた金鯱賞も、非GI馬のエアウィンザーが強豪をなで斬りにしてしまうかもしれない。

(栗東の坂路野郎・高岡功)

東京スポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す