前走
中日新聞杯で重賞初制覇となった
ギベオン(栗東・
藤原英昭厩舎)。
金鯱賞(3月10日・中京芝2000m)は
C.ルメール騎手とのコンビが予定されていたが、騎乗停止により、今回は
丸山元気騎手が手綱を握ることなった。
その丸山騎手が美浦から駆け付けての最終追い切り。朝一番のCWコースで
コーカスとの併せ馬だったが、前半から速いラップを踏んで、前を追いかけていく。
ぐんぐんと加速しながら4コーナーから最後の直線へ入ってきて、内から前へと並びかける。追い出されると、もともと低めの重心が更に下がって、前肢がどんどんと前へ伸びていく。
追えば追うだけ伸びるといった感じで先着。時計は6F79.8〜5F64.8〜4F50.6〜3F37.1〜1F11.9秒。先週に比べると時計の出やすい馬場状態ではあったが、それを考慮しても全体、終いともに優秀な数字。これなら3ヶ月ぶりのレースという点については、全く心配することはないだろう。
(取材・文:井内利彰)