3着まで
桜花賞(4/7・GI)の優先出走権が与えられる
フィリーズレビュー(GII・阪神芝1400m)に美浦から出走する3頭について、追い切り後の各調教師のコメント。
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ホウオウカトリーヌ(牝3・美浦・
栗田徹)について、栗田調教師
「前走の
フェアリーS(GIII)は2着でしたが、こちらが想像していた以上に良い内容の競馬でした。それまではある程度前に行くというレースをしていましたが、前走では中団から加速して直線で抜け出すという競馬ができましたし、マイルに対応できたのも収穫でした。
前走後は放牧に出して、戻ってきてからも順調です。今日(3/6)は3頭併せの真ん中でプレッシャーを感じながらの追い切りでしたが、フットワークが良かったですし、先週からずっと動きが良いですね。冬場は硬さがあり、それをケアしながら競馬をしていましたが、今回は柔らか味があるのでコンスタントに追い切りができています。冬毛はまだ少し残っていますが、毛ヅヤも良くなってきています。
阪神の内回りがどうかなと思いますが、1400mは守備範囲ですし、好位から競馬ができますからね。馬場はあまり悪くならない方が良いでしょう。できれば良馬場で走らせたいです。
桜花賞に向けてどういう競馬をしてくれるか楽しみですね」
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ココフィーユ(牝3・美浦・
斎藤誠)について、斎藤調教師
「今週(3/6)は、輸送を考慮して馬なりの指示を出しましたが、予定通りの追い切りができて、最終調整としては動きも良かったです。華奢な馬でテンションが影響しやすいので、そのあたり注意をしてやってきましたが、テンションも上がらず、前走と比べても落ち着いていますね。根性がありますし、2走前の
ベゴニア賞(500万下)で2着になった時のようにこの馬の渋太さを生かすレースになればと思っています」
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ウインターリリー(牝3・美浦・
岩戸孝樹)について、岩戸調教師
「前走(
フェアリーS・14着)後も順調に来ていますし、今回はここを狙って調整しています。先週で馬はもうできていますし、今週(3/6)は調整程度の追い切りで十分でしょう。木曜日に阪神に輸送して、金曜日にスクーリング予定です。環境に慣れてくれて、あとは当日落ち着いてレースに臨めればと思います」
(取材・文:佐々木祥恵)