「
阪神スプリングジャンプ・JG2」(9日、阪神)
ハードル界復帰には違いないが、調整過程は何ら変わらない。
オジュウチョウサンの背には、いつものように石神がいる。6日、美浦Wの最終追い切りは、
ライオンボス(4歳1000万下)を3馬身ほど追走。直線は内へ。終始馬なりながらも、抜群の手応えを誇示して併入。6F84秒6-38秒9-12秒7のタイムをマークした。
見届けた和田郎師は納得の表情だ。「順調に、思ったような追い切りができています。今のところ不安はないです。きょうの感じでは、いいところまで持って行けるのでは」とうなずいた。その先に目指すのは、ひとまず
天皇賞・春(4月28日・京都)だが、想定を見極めてフルゲート割れしないようなら、4連覇が懸かる
中山グランドジャンプ(4月13日・中山)へ向かうプランだ。
平地挑戦期間も、日々の調教に乗っていたのは石神で、障害練習も併用していた。7日に阪神へ移動し、前日にはスクーリングも行う。トレーナーは「
ステップレースというのは頭にありますが、変なレースをするわけにはいきませんからね」とキッパリ。
有馬記念参戦は“挑戦者”だったが、今度は“絶対王者”として、受けて立つ。
提供:デイリースポーツ