9日に中山競馬場で行われる
中山牝馬S(4歳上・牝・GIII・芝1800m)について馬番別に検証していく。なお14年は2着同着だったため、3着内の内訳は1着10回、2着11回、3着9回となっている。
最多となる3回の馬券絡みは4番、6番、8番、12番、14番。3回で5つの馬番が並んでいることが示す通り、内外に散らばっている印象だ。16番までで一度も馬券絡みを果たしていないのは2番、5番、9番。
内外を枠順で比較すると下記の通り。
1〜4枠 5-4-5-63 複勝率18.2% 複勝回収率104%
5〜8枠 5-7-4-65 複勝率19.8% 複勝回収率87%
勝利数で並び、連対数、馬券圏内数は外枠の方がわずかに上回るが、複勝回収率は内枠に軍配が上がる。そもそもベタ買いでの複勝回収率が95%という波乱傾向の強いレースだが、内枠の回収率は100%超。ただし、1枠に限ると0-0-2-16で複勝回収率42%にとどまっており、5番人気以内に支持された5頭は全て馬券圏外に敗れている。
上がり最速馬は1-2-2-5で、近5年では3着が2回あるのみ。逃げ・先行できる器用さが求められるレースで、3コーナー1番手の馬は2-1-0-7と3回馬券になっている。その3頭の馬番は7番、12番、14番なので、外枠から思い切ってハナを叩きそうな馬に穴の妙味がありそうだ。