トレセンをまわっていると、つい思わず手を止めて見入ってしまいたくなる馬に遭遇します。今週もそんな馬に出会ってしまいました。午後の厩舎で蹄鉄を打ち替えるために厩舎内を歩いている姿を偶然見て、あまりの迫力というか、ただ歩いているだけなのにすごく引き込まれるような感じがして。思わずそれまでしていた違う作業の手を止めて見入ってしまい、急遽、シャッターを押してしまいました。
それは、
ダノンプレミアムでした。
オーラという言葉で片付けるのがもったいないほど、なんていうんですかね、威厳と品に満ち溢れていて。そこにいるだけで王者の貫禄がありました。すごい。
今回は長期休養明けになりますね。この中間はトレセン内でふと出会うことがあっても、今回ほどドキドキしなかったのですが…。
陣営は「週を追うごとに良くなっています」と話しています。
やはりレースが近づき、馬体が仕上がると醸し出すものも違ってくるのでしょうか。
ほんと、皆さんパドックを楽しみにしていてください。
傷めたツメが伸びるのを待っての休養を経ての復活初戦。
「(馬体の)軸は以前より今のほうがしっかりしています。前後、左右のの
バランスがよくなっています」と調教パートナーの猿橋助手も
ダノンプレミアムが完成期に入ってきたことを強調していました。かなり豪華なメンバーとなりましたが、期待していいデキだと思います。あとは実戦にいって、レース感がどこまで戻っているのか。楽しみです。
(取材・文:花岡貴子)