京阪杯、
シルクロードSと重賞連勝中の
ダノンスマッシュ(栗東・安田隆行厩舎)。
高松宮記念(3月24日・中京芝1200m)では有力候補の1頭だが、今朝13日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
2回目のハローが終了した時間帯の坂路馬場で
ミッキーワイルドを追走する内容。この時を待って、追い切ろうとする馬がたくさんいたので、周囲は混雑していたが、自分のリズムを崩すことなく、ゆっくりとスタートできた。
「今日は目一杯いきます」と話していた安田隆行調教師のコメント通り、スタートから速いラップを刻んでいく。
ミッキーワイルドを2秒弱は追いかけていたが、前半1Fでその差を1馬身くらいのところまで詰めてくる。
そして、後半に入って、前へ追いつこうとするが、この時の加速力が素晴らしい。結局、残り200mの地点で楽々と追いついて、あとは突き放すだけ。テンから飛ばしたこともあって、相手はふらふらになっていたが、こちらは真一文字に駆け抜けていく。
時計は4F49.7〜3F36.6〜2F24.3〜1F12.5秒。これでいて、最後は見せ鞭だけなのだから、本当に恐れ入る。前走時も1週前追い切りで4F49秒台だったので、調教パターンとしては全く同じ。あとは来週の最終追い切りを待つばかりといったところだろう。
(取材・文:井内利彰)