16日に中京競馬場で行われる
ファルコンS(3歳・GIII・芝1400m)。中京競馬場のコース改修後に行われた過去7回を馬番別に検証していく。
最多となる4回の馬券絡みは8番。2回の馬券絡みで1番、5番、9番、10番、15番が続く。16番までで一度も馬券絡みが無いのは11番、12番、14番、16番。
中京競馬場の芝は、
リニューアルオープン直後は時計を要し、とりわけ短距離戦では外からの差しが決まっていた。15番枠の
ブライトラインが4コーナー15番手から差し切って15→8→17で決着した12年の結末は象徴的だ。
3コーナー10番手以下から10頭も馬券絡みを果たしており、外枠有利の印象を持っている馬券ファンも多そうだが、実際の馬番別成績をみると、外枠不振の傾向が見て取れる。
例えば、11番より外の馬の成績は2-1-1-48で複勝回収率23%。上記の12年こそ二桁馬番が2頭馬券になっているが、それ以降は苦戦が続いており、近4年で11〜18番から馬券に絡んだのは、15番枠から3番人気で2着した16年の
ブレイブスマッシュのみ。15年
フミノムーン、17年
ナイトバナレットが1番人気の支持を受けながら着外に沈んでいる。
中京の芝コースは改修直後に比べ、かなり軽くなり、時計も速くなっている。そういった馬場の変化が、有利になる枠順の傾向にも変化が生じているのだろう。