「ス
プリングS・G2」(17日、中山)
過去10年で
アリゼオ(10年)、
マウントロブソン(16年)と2頭のス
プリングS勝ち馬を輩出する堀厩舎。今年は目下2連勝と勢いに乗る素質馬
ヒシイグアスを送り込む。森助手が「単純に比較はできないが、(過去の2頭に)遜色ない力がある」と話す大物だ。待望のタイトル奪取で、クラシックへ名乗りを上げるか。
目下2連勝と勢いに乗る
ヒシイグアスが14日、一気のタイトル獲りへ加速してきた。
最終追い切りは美浦W。
ブーザー(3歳500万下)を4Fで1馬身半後ろに従える格好でスタート。直線では僚馬の外に馬体を合わせ、軽く仕掛けられた程度で並んでフィニッシュ。4F52秒0、ラスト1Fは12秒1と抜群の伸びを示した。
ミナリクが併走馬に騎乗して「気分良さそうに走っていた。いい動きだと、横から見ていて思った」と状態面の良さを感じ取れば、森助手は「いい動きでしたね。体つきは変わりないけど、昨年に比べて落ち着きが出ています」と気性面での成長をアピールした。
パドックで幼さを全開させていたデビュー戦では、好位から早めに先頭に立ったところを
ラストドラフト(のちに
京成杯V)に差されて2着。その後の2戦はいずれも逃げ切り勝ち。完成途上ながら結果を出してきたように、間違いなく備えているモノは相当だ。連続騎乗となる鞍上も「まだベビー。ただ、今回は間違いなく成長しているし、前走より
ステップアップしている。経験は浅いが、能力は間違いなく持っている」と太鼓判を押す。
森助手も「いい勝負をしてくれると思います」と断言。首差ながらも、同じ舞台を制して挑む初の重賞戦。破竹の3連勝で、クラシック候補に名乗りを上げたい。
提供:デイリースポーツ