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【高松宮記念】極端な位置取りでは厳しい一戦/データ分析(脚質編)

  • 2019年03月20日(水) 10時00分
 24日に中京競馬場で行われる高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)について、コース改修後の過去7回を脚質別に検証していく。

 逃げ馬は0-0-1-6、追い込み馬は0-1-0-33と、前目にせよ後方にせよ極端な位置取りとなった馬は苦戦している。逃げ馬は13年に10番人気ハクサンムーンが3着に、追い込み馬は14年に8番人気スノードラゴンが2着に入っている。ただし「前走が逃げ」という馬は1-2-1-13。幅のある競馬ができる馬にはアドバンテージがありそうだ。

 先行馬は5-2-2-19、差し馬は2-4-4-46。複勝率から見ても複勝回収率から見ても、極端でなければ位置は取っていたほうが好成績が出ている。4コーナーの位置で言えば、3番手以内であれば3-2-1-16、5番手以内であれば5-2-3-27。特に勝ち馬においてはある程度前目でレースを運ぶことがポイントになっている。7番手以下からの差し切り勝ちを果たしたのは13年のロードカナロアのみと考えれば、高松宮記念の1着を後方からもぎ取るのがいかに難しいということがよくわかる。

 同様の傾向は上がり順位にも現れている。上がり3Fが1〜2位の馬は1-3-1-12と、同じくロードカナロア以外の勝利がなく、一方6位以下の馬は3-3-5-77。昨年の優勝馬ファインニードルも素晴らしい伸びでレッツゴードンキを差し切ったが、上がり3Fは最速馬の33.7に対して上がり順位は6位の34.5だった。16年2着のミッキーアイルは3角3番手・4角3番手・上がり13位で2着となった。

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