マイネルキッツや
フェノーメノなど、ここから本番を制する例が相次いだ時期もあったが、近4年間は
日経賞組の本番での3着以内はゼロ。癖のあるコース形態ということもあって重要性が薄れつつあるのかもしれない。
1.別定GIIなのによく荒れる
障害帰りの殿人気
テンジンショウグンが勝って、馬連20万馬券という大波乱になったのはもう20年以上も前のことだが、過去10年でも馬連4000円以上の配当が6回ある。2018年は
菊花賞馬
キセキ、2017年は
有馬記念の勝ち馬
ゴールドアクターが1番人気で敗退、波乱の要因になった。
2.早めに動ける自在性が必要
過去10年のうち中山競馬場で行われた9回では、4コーナーで5番手以内の馬が7勝、3番手以内だと5勝している。2017年は7番人気の
ミライヘノツバサが早め先頭から2着、2012年は12番人気の
ネコパンチが逃げ切りと、人気薄の思い切った積極策がハマりやすいレース。
3.間隔が開いていると厳しい
前走から16週間以上間隔が開いていた馬は過去10年(阪神施行を含む)で[1-1-1-17]。3着以内した3頭の前走は
ジャパンCと
ステイヤーズSだった。前走が前年10月以前だった馬の3着以内は皆無で、
菊花賞から直行した馬は2015年の
サウンズオブアースが1番人気4着、2012年の
フェイトフルウォーが3番人気8着。
ブラックバゴは差し・追い込み一手のイメージだったが、前走
京都記念では向正面で早めに動いていく果敢な競馬をして、0.2秒差6着に踏みとどまった。
ダンビュライトや
マカヒキなどの強敵相手だけに価値がある。
京成杯2着などがある中山替わりは歓迎材料で、前進を期待したい。