24日に中山競馬場で行われる
マーチS(4歳上・GIII・ダ1800m)について種牡馬別に検証していく。なお、阪神競馬場で開催された2011年は除く。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みは
キングカメハメハと
ブライアンズタイム。次点で2回の
シンボリクリスエス、
ワイルドラッシュ、
ウォーエンブレムが続く。
キングカメハメハ産駒は延べ14頭が出走して「2-1-1-10」複勝率28.6%、複勝回収率104%となっており、昨年の
マーチSでも
センチュリオン(2番人気1着)、
ロワジャルダン(10番人気3着)と好走している勢いがある。
ただし、
キングカメハメハ産駒は
マーチS初出走「2-1-1-5」に対し、2度目の出走は「0-0-0-5」。
グランドシチーや
ディアデルレイといった好走実績のある馬でもパフォーマンスを落としているので、昨年の勝ち馬
センチュリオンには少々嫌な傾向か。
ブライアンズタイム産駒ではないが、その系譜を継ぐ
トーセンブライト産駒の
ハイランドピークが2年連続での参戦となる。昨年は単勝2.0倍の1番人気を裏切る9着となったが、スタート後に躓いて行き脚がつかなかったことに起因するため、今年は改めて真価が問われる。
シンボリクリスエス産駒は延べ9頭が出走して「2-0-0-7」複勝率22.2%、複勝回収率77%となっているが、14年
ソロル、12年
サイレントメロディともに重馬場での勝利だったことは覚えておきたい。今年、同産駒からは
サトノティターンがスタンバイ。1600万下から昇級の身となるが、全兄には09年
エルムSを制した
マチカネニホンバレがいる血統だ。