秋華賞9着以来、久しぶりのレースとなった前走
中山記念では2着した
ラッキーライラック(栗東・
松永幹夫厩舎)。レース後は短期で放牧へ出されており、3月12日にノーザンFしがらきから栗東へ帰厩している。
今朝20日は次走予定の
阪神牝馬S(4月6日・阪神芝1600m)に向けた2週前追い切りをCWコースで行っている。2回目のハローが終了した時間帯に
ナンヨープルートー、
リオンリオンを追いかける内容だったが、前半はかなりゆっくりとしたラップ。
3コーナーから4コーナーに向かっていくところでも急にラップが速くなるということはなかったが、通った位置取りが大外ということで、そういった意味でも負荷はしっかりとかけられている感じ。
外を回ったことで、最後の直線も前に追いつきそうな感じはなかったが、この馬なりにきっちりと終いは伸ばされてのフィニッシュ。時計は6F85.2〜5F69.6〜4F54.4〜3F39.7〜1F12.2秒と遅めではあったものの、前走後も順調に追い切りを消化しているというのがなにより。あとはレースに向けて、少しずつピッチが上がっていくことだろう。
(取材・文:井内利彰)