3月31日に阪神競馬場で行われる大阪杯(4歳上・GI・芝2000m)に4、5歳馬を中心に15頭が登録している。GI昇格後3回目となる今年は、8頭のGI馬が集結。どの馬もGI勝利は一度のみ。群雄割拠の古馬中距離路線で頭一つ抜け出るのはどの馬か。

　昨年のマイルCSで、今回再戦するペルシアンナイト、アルアインらを抑えてGI初制覇を飾ったステルヴィオ(牡4、美浦・木村哲也厩舎)は、10戦4勝、2着3回と安定した成績を残している。馬券外となったクラシック2戦の皐月賞は馬場が悪いなか展開も向かず、日本ダービーも距離が長かったりと敗因は明確。

　強烈な末脚でエポカドーロを競り落とした昨年のスプリングSをはじめ、上がり3F最速(タイを含め)を記録したのが、これまで10戦したなかで6回ある。距離延長となる今回も、猛烈な末脚を発揮してくるに違いない。鞍上は引き続き丸山元気騎手が務める。