秋華賞では9着に惨敗するも、仕切り直しの前走
中山記念では牡馬相手に2着した
ラッキーライラック(栗東・
松永幹夫厩舎)。前走後は2週間ほど放牧へ出されてリフレッシュ。3月12日に栗東へ戻ってくると、
阪神牝馬S(4月6日・阪神芝1600m)に向けて、調整のピッチを上げている。
今朝27日はレースに向けた1週前追い切り。2回目のハローが終了した直後のCWコースで
ウレキサイトを追走する内容だった。6Fから5F標識はゆったり入ったが、3コーナー手前からは速めのラップを踏んでいき、最後の直線は更に加速する形だった。
2馬身ほど追いかけていたが、4コーナーから最後の直線を向く時に外を回っている。前を捕まえるには簡単ではない状況だったが、仕掛けられるとグンとス
トライドが伸び、あっという間に前を捕まえて先着のゴールだった。
時計は6F81.3〜5F65.2〜4F51.2〜3F38.1〜1F11.5秒。久しぶりにこの馬らしい走りを見たと思うと同時に、年齢をひとつ重ねて、昨年よりも重厚さの加わった素晴らしい伸びだったように思う。こうなれば、牝馬相手に簡単には負けられないといったところだろう。
(取材・文:井内利彰)