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エアウィンザーを管理する角居勝彦厩舎・
辻野泰之調教助手
――前走の
金鯱賞は3着でした。
辻野 GIを勝った馬がたくさん出ている中、その中に入っての3着だったわけですので悲観する内容ではなかったと思っています。
――その後の中間の調整は?
辻野 まずレースの疲れがないかどうかを確認していました。もともと叩き良化型というのもありますので、使った後のほうが動きに軽さが出ていますし、こちらの思ったとおり、ひと叩きして良くなっていると感じています。
――以前より体質的には強くなっていますか?
辻野 そうですね。メンタルの面もそうですし、体の面もだいぶ大人になってしっかりしてくれたので、競馬を使っても疲れが出ることなく、使いながら良化していくという過程をたどれるようになってきているのではないかと思います。
――上積みは期待できそうですか?
辻野 そうですね。
金鯱賞の時もこれを使って状態がもう一段上がってくるのではないかと思っていましたので。こちらのイメージ通りに来れているかと思います。
――体質の変化は感じられますか?
辻野 そうですね。以前よりひ弱さがとれてきたところがありますし、ガッチリとした
キングカメハメハの産駒の特徴が出てきている感じがします。
――コース形態については?
辻野 前々走で重賞を勝ってくれている舞台でもあります。舞台設定がマイナスになることはないと思いますし、前走の3着から着順を上げてほしいな、と思っています。
――最後にファンの方にメッセージを。
辻野 お母さん(
エアメサイア)もGIを勝った馬だったので、この馬もひとつ上のGIの舞台で大きなタイトルを獲ってほしいと思っています。応援よろしくお願いします。
(取材・文:花岡貴子)