「
大阪杯・G1」(31日、阪神)
昨年の
有馬記念に続くG1連勝を目指す
ブラストワンピースが27日、美浦Wでの併せ馬で豪快な動きを披露。心身ともに充実ぶりが目立ち、2つ目の
ビッグタイトル奪取へ態勢は万全だ。
先週に続いて池添を背に馬場入りした
ブラストワンピースは、
ペルソナデザイン(3歳500万下)とともに美浦Wへ。僚馬を4馬身ほど前に見る形で追い切りをスタートさせた。
道中は池添の手が動くことなく、全くの馬なりのまま直線へ。しかし、内に潜り込んで僚馬に馬体を並べに行くと、鞍上の仕掛けに鋭く反応。雄大なフットワークで最後は併入に持ち込んだ。
4F50秒3-36秒5-12秒7。進化を遂げるパートナーに池添の口調も滑らかだ。「すごく落ち着いているし、フットワークも柔らかい。追い切るごとに良くなって、いい形で来ていると思います」と万全の状態をアピールした。
今回は3カ月ぶり実戦。通常ならレースの3週前に戻すところを、1カ月前に牧場からトレセンへ帰厩させた。「追い切り本数も増やして、じっくり時間をかけて気になるところをケアしてきた。思い描いた馬体、精神状態になっている」と大竹師も理想的な調整過程に胸を張った。
前走の
有馬記念、
レイデオロや
キセキといった古馬トップクラスを撃破したことで、大きな自信を手に入れた。真の王者を目指す2019年、追い求めるのは“勝利”の二文字だけだ。
「古馬の王道を歩んでほしい馬。しっかりと結果を出したい」と池添が決意表明すれば、「これからは追い掛けられる立場。恥じない競馬をしていかないと」と大竹師も表情を引き締める。絶対王者の称号を手にするため、負けられない戦いに挑む。
提供:デイリースポーツ