31日に阪神競馬場で行われる
大阪杯(4歳上・GI・芝2000m)について馬番別に検証していく。なお、2016年以前にGIIとして行われた産経
大阪杯も含む。
馬番別では、最多となる5回の馬券絡みが8番。次点で4回の7番が続き、3回は3番、4番、5番、11番となっている。
ただし、好走率で見れば13番「0-1-1-3」複勝率40.0%、15番「1-0-1-0」複勝率100.0%も悪くない。過去10年、フルゲート(=16頭立て)で行われたことが一度しかなく、出走頭数も疎らなだけに馬番だけで善し悪しを判断することは難しいだろう。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-0-0-11 複勝率0.0% 複勝回収率0%
2枠 0-0-2-10 複勝率16.7% 複勝回収率32%
3枠 1-4-1-9 複勝率40.0% 複勝回収率110%
4枠 2-0-2-11 複勝率26.7% 複勝回収率31%
5枠 1-3-1-13 複勝率27.8% 複勝回収率62%
6枠 1-1-1-16 複勝率15.8% 複勝回収率23%
7枠 2-1-1-15 複勝率21.1% 複勝回収率71%
8枠 3-1-2-13 複勝率31.6% 複勝回収率65%
まず、1〜2枠からは連対例がないことを覚えておきたい。内枠は出走頭数による影響を受けにくいことを踏まえても狙いづらい印象だ。ちなみに1〜3番人気の馬でも1〜2枠は「0-0-1-5」と案外な結果に終わっている。
対照的に7〜8枠は過去10年で5勝しているものの、今年同様14頭立て以上で行われた場合は「1-1-2-16」と、少なからず出走頭数の影響を受けている。ただし、フルゲートで行われた昨年の
大阪杯を8枠15番から
スワーヴリチャードが制しているため、あくまでも展開次第ということになりそうだ。