7日に阪神競馬場で行われる
桜花賞(3歳・牝・GI・芝1600m)についてローテーション別に分析する。なお、
チューリップ賞はGII・GIIIでのものをまとめて取り扱う。
過去10年で7-4-6-24、複勝回収率162%、複勝率41.5%と数でも率でも他を圧倒しているのが
チューリップ賞組。しかも前走着順6着以下の馬に絞っても0-2-2-10、複勝回収率244%、複勝率28.6%と勝ち馬は出ていないが、馬券圏内ということであれば巻き返しも充分可能だ。人気の面でも7番人気での勝利があり(13年
アユサン)、二桁人気も13年
プリンセスジャック、10年
エーシンリターンズと2度馬券に絡んでいる。今年は1番人気が予想される
ダノンファンタジーをはじめ、権利をとった
シゲルピンクダイヤ・
ノーブルスコアら6頭の登録。
その他、勝ち馬が出ているレースはまず、5頭の出走で1勝2着1回の
エルフィンSと、昨年の
アーモンドアイが唯一の該当例となる
シンザン記念。後者には今年該当する馬がいないが、前者には勝ち馬
アクアミラビリスの登録がある。サンプルは多くないが、結果の出ているローテーションだ。
フィリーズレビュー組は17年
レーヌミノルが優勝しているが、この組はもっとも過去例が多いローテーションで1-0-2-53、複勝率は5.4%と厳しい結果が出ている。しかし、
フィリーズレビューからの臨戦は厳しいという認識が広まっているためか、前走上位組であっても
桜花賞ではあまり人気とならないケースが多い。今年も最多の登録数で、1着同着の
ノーワン・
プールヴィルなど10頭。
同様に、多いサンプル数に対して結果が出ていないのが0-0-0-22の
アネモネS組。こちらも
桜花賞で上位人気となった馬がそもそもいないという面はある。今年は
クイーンCで1・2着の
クロノジェネシスと
ビーチサンバが
桜花賞でも上位人気となりそうだが、この組も0-2-0-15とやや分が悪い。2度の2着はともに
クイーンC優勝馬(11年
ホエールキャプチャ、12年
ヴィルシーナ)によるもの。
上位人気となりそうな
グランアレグリアは牡馬相手の
朝日杯FSから。このパターンは17年
ミスエルテの5番人気11着のみ。年明け初戦ということであれば、0-1-0-3で14年
レッドリヴェールが2番人気2着となっている。今年は除外対象の
セントセシリア・
ラヴズオンリーユーのみの該当だが、500万下組は0-0-0-2。
エールヴォア・
シャドウディーヴァの
フラワーCは0-1-1-10、
フィリアプーラ・
セントセシリアの
フェアリーSは0-0-0-2。