昨日も書きましたが
桜花賞ウィークだというのに今週の栗東トレセンはホント寒くて。火曜の朝は2度でしたし、追い切りのある水曜朝は1度という予報なんです…。でも、この寒さのおかげで桜も開花を我慢してくれている、と考えれば寒さも我慢できるかな、とこじつけて凌いでいます(苦笑)。
さて、まったくこの寒さが似合わない名前の
ビーチサンバですが、今朝は栗東の坂路でじっくりとウォーミングアップしていました。まだずんぐりむっくりな体つきですが、すごく体がふっくらしています。いい感じです!
「馬体に成長がみられますね。放牧から帰ってくるたびに体を増やしています。今回も体を増やすのではないでしょうか。トモに力がついてきて、上手く使えるようになっていますよ」と藤本助手。
状態のほうもレースを重ねるごとに良くなっているとのことでした。
「毎回言っているようですが、前々回よりも前回のほうが、前回よりも今回のほうが状態はいいですね。成績もそのとおりになっています。前走は出遅れは想定外ですが、結果的には新しい競馬の持ち味が出てきました」
気性面は普段は大人しいのですが、阪神JFあたりからより落ち着きが持てるような躾を取り入れているそうです。
「馬術の技術を取り入れながら、人間と馬の主従関係を毎日少しづつ積み重ねています。その成果が出たのか、先週(福永)祐一さんに乗ってもらったときに『落ち着きが出てきたね』と言ってもらえました」
距離適性を考えると、
桜花賞でこそ重視したい
ビーチサンバ。陣営はきっちり狙ったレースにあわせて心身を整えてきました。今週は友道厩舎の仕上げのパターンどおり、軽めの調整で体調を整えられる予定とのことでした。
(取材・文:花岡貴子)