弥生賞の快勝が「雨馬場」が要因だったという印象が強い
メイショウテンゲン(栗東・池添兼雄厩舎)。個人的にもそんな見解だったが、先週のCWコースでの動きを見た時点で、短期間ながらグングンと成長している印象を受ける。
そんな中での
皐月賞(4月14日・中山芝2000m)の1週前追い切り。朝一番のCWで、今回手綱を握る
三浦皇成騎手を背にした併せ馬だった。
リガスを追いかけていく内容だったが、6F標識から15秒を切るラップで、なかなかの飛ばしっぷり。3コーナーでは13秒台に突入し、スピードに乗って、4コーナーから最後の直線へと向かっていく。
先週とは違って、今週は内から。楽な手応えで前へ並びかけていくと、更に加速してゴールを目指す。最後はきっちりと先着して、時計は6F80.5〜5F65.7〜4F51.4〜3F37.8〜1F12.1秒。ここにきて、パワーだけでなく、スピードも兼備した走りが目立つようになってきただけに、本当に本番が楽しみになってきた。
(取材・文:井内利彰)