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名牝ウオッカ死亡 谷水オーナー、角居調教師、武豊騎手、四位騎手のコメント

  • 2019年04月03日(水) 17時01分
 GI・7勝を挙げた名牝ウオッカが、配合のため滞在していた英国ニューマーケットで、蹄葉炎のため現地時間1日午後に死亡したことが3日、わかった。15歳だった。3日、JRAが発表した。

 ウオッカ父タニノギムレット母タニノシスターその父ルションという血統で、父母ともに自身と同じ谷水雄三オーナーの所有馬。

 2004年4月4日に北海道静内町のカントリー牧場で生まれ、栗東・角居勝彦厩舎から2006年にデビュー。GI・阪神JFを制し2歳女王に輝くと、翌年は桜花賞でライバルダイワスカーレットに敗れたのち、オークスではなく牡馬相手の日本ダービーを選択。ここを四位洋文騎手とのコンビで3馬身差の圧勝。1937年ヒサトモ、1943年クリフジに続く史上3頭目の牝馬によるダービー制覇を果たした。

 その後も大舞台で活躍を続け、生涯で獲得したGIタイトルは「7」を数える。中でもダイワスカーレットとの2センチ差の激闘を制した2008年天皇賞・秋は平成の名勝負と名高い。通算成績は26戦10勝で、獲得賞金は13億3356万5800円。

【谷水雄三オーナーコメント】
「このような形になり大変残念です。ウオッカには、ただただ感謝の気持ちしかありません。7つのGIを勝ち、その全てが印象に残っていますが、特にあげるのであればやはり牝馬として64年ぶりの制覇となった日本ダービーと、13分の写真判定の結果の勝利となった天皇賞・秋、同じくハナ差で制したジャパンカップです。

 繁殖牝馬としても仔出しが良く、今年の1月28日に産まれた父フランケルの牝馬を含め、7頭の仔を産んでくれました。2頭の牝馬はすでに繁殖に上がっており、ウオッカの血を繋いでくれることに期待しています。多くのファンに応援して頂いた馬で、ファンレターもたくさん頂きました。今でも当時を思い出し、胸が熱くなります。これまでの応援に心から感謝しています」

【角居勝彦調教師コメント】
「厩舎をメジャーにしてくれた功労者で、私にとっても大切な馬でした。ファンも大変多い馬で本当に残念です」

武豊騎手コメント】
「僕にとって大変思い出深い馬でした。名馬と呼ぶに相応しい馬だと思います。ファンの多い馬でしたし、本当に残念なニュースです。ご冥福をお祈りいたします。」

四位洋文騎手コメント】
「ショックです。僕にとっては子供の頃からの夢であったダービーを取らせてくれたかけがえのない馬です。自分として、スーパーホースの背中を知れた事は、それからの競馬人としての指標にもなりました。あんな馬にはもう巡り合えないかも知れません。ただただショックでなりません。ご冥福をお祈りいたします」

(各コメントはJRA発表のもの)

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