「
桜花賞・G1」(7日、阪神)
昨年暮れの借りを返す-。リベンジに燃える
クロノジェネシスが3日、“G1ジョッキー”北村友を背に栗東CWで弾んだ。やや行きたがる面は見せたが、一杯に追われる
メジャーレート(4歳1000万)を尻目に、馬なりのまま楽々と先着。6F86秒2-40秒2-11秒9とラストは鋭い切れ味を披露した。
「行きっぷりが良かったし、元気がいい。非力な印象があった前走時と比較しても、状態は格段にいいですね。しっかりとして、動ける態勢にあると思います」と鞍上は目を細める。
前走時の馬体重が438キロ。小柄な牝馬だけに
トライアルを使わず、レース間隔をあけてここに照準を定めた。「馬体はもう少し増えてほしいところですが、体に芯が入ってきた感じ。少し動きが重かった前走時と比べても、いい追い切りができた」と斉藤崇師はうなずく。
大きな上積みを加算して挑む牝馬クラシック第1弾。「平成最後の
桜花賞です。何とかいい結果を残したい」と指揮官が言えば、ジョッキーも「ここで
阪神JFの雪辱を果たしたい」と強気の姿勢。心に秘めるは“打倒・2歳女王”ただひとつ。
オグリローマン以来、25年ぶりに芦毛の馬体が春の仁川を彩る。
提供:デイリースポーツ