前走
共同通信杯2着後は、一旦放牧へ出されて、3月13日にノーザンFしがらきから栗東へ帰厩した
アドマイヤマーズ(栗東・
友道康夫厩舎)。その週末には坂路で4F52.4秒と速い時計が出たように、帰厩当初から動ける状態にはあった。
先々週、先週とCWコースでの単走追い切りを行い、
皐月賞(4月14日・中山芝2000m)に向けた1週前追い切りの今朝4日はCWでの併せ馬。
ネプチュナイトが先行して、それを追いかける
アドマイヤマーズ、その後ろから
ルタンデュボヌールが追いかけてくるという展開だった。
併せ馬は
朝日杯FSの1週前追い切り以来、ということもあってか、道中の行きっぷりはなかなかのもの。3コーナーから4コーナーに入っていく頃には唸った感じでコーナリングしてくる。
最後の直線は3頭の真ん中だったが、内から並びかけてくる
ルタンデュボヌールの手応えがいい。手応えはこちらが劣勢だったが、最後までしっかりと追われて同入でのゴールという感じだった。
時計は7F96.8〜6F80.6〜5F65.5〜4F50.9〜3F37.1〜1F12.2秒。数字としては申し分なく速いし、ゴールを過ぎてからも追われていたこともあり、調教を終えてからの様子を見ても、いつもよりも息の入りが遅い。それだけしっかり負荷をかけられたということだと思うので、これでほぼ万全といったところだろう。あとは最終追い切りの内容を見守るだけ。
(取材・文:井内利彰)