「
桜花賞・G1」(7日、阪神)
フィリアプーラとのコンビで
桜花賞に臨む
丸山元気騎手(28)=美浦・根本=が、G1初制覇を目指して意気込んでいる。初めてコンビを組んだ前走の
フェアリーSを、目の覚めるような末脚で快勝。「調教でのウッドチップでは走りにくそうだったけど、レースでは返し馬の感触が良かった。実戦に行っていいタイプだと思います」とパートナーのポテンシャルを評価。体は大きくないが、搭載しているエンジンはかなりの破壊力を秘めている。
13年の
桜花賞では、騎乗予定だった
アユサンに前日の落馬負傷で乗れず、代打のC・デムーロが7番人気で大金星を挙げるという出来事もあった。しかし、今年は早くも重賞を3勝するなど好調モード。昨年のダービーを
アドマイヤアルバで初めて経験して「レース前に鳥肌が立った。これは乗らないと分からない。また乗らないといけないと思いました」と大きな刺激を受けた。
「騎手になったからにはG1ジョッキーになりたい。有力馬は前に行く馬が多い。ペースが流れてくれて、展開がはまればチャンスが出てくるはず」ときっぱり。桜が咲き誇る仁川のターフで、再び豪快な末脚をさく裂させる。
提供:デイリースポーツ