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桜花賞・G1」(7日、阪神)
自慢の末脚一気で再度大駆けだ。12番人気ながら
フィリーズレビューで1着同着した
ノーワンが、引き続き好気配だ。金曜の早朝も栗東の角馬場で入念に乗り運動を行い、調教を見届けた笹田師は「ここまで予定通りに来ている。相変わらずいい雰囲気だね」と笑みをこぼした。
2走前に1600メートルで勝っているとはいえ、1400メートルの前走の勝ちっぷりが良かっただけに、距離に少々の不安があったのも確か。そこでこの中間、CWで6Fから2回時計を出し、スタミナ強化を図ってきた。指揮官は「うまくいった」とうなずく。
枠順は6枠12番。希望よりやや外めになったが、「以前ほど阪神も内枠有利になっていないし、直線の長い外回りコースだから大丈夫だと思う」と意に介しない。さらに「ここなら前に行った馬とか、周りを見ながら競馬ができそうだよね。悪くはないだろう」と続けた。
過去10年、フィリーズR組で本番を制したのは17年
レーヌミノルただ一頭。データ的には厳しいが、「デビュー当時はまだ全体的に緩さがあったが、いまは体がしっかりしてきた。この状態なら」と師は虎視たんたんと戴冠を狙っている。
提供:デイリースポーツ