14日に阪神競馬場で行われる
アンタレスS(4歳上・GIII・ダ1800m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、阪神ダート1800mで開催されるようになった2012年以降を集計対象とする。
馬番別では、最多となる3回の馬券絡みが4番と10番。2回で1番、12番、13番と続く。10番が過去7年で「3-0-0-4」と3勝を挙げる活躍を見せているものの、いずれも3番人気以内の支持を集めていた馬によるものなので、単純に馬番によるアドバンテージがあったとは言い難い。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-1-1-11 複勝率21.4% 複勝回収率61%
2枠 0-2-2-10 複勝率28.6% 複勝回収率62%
3枠 0-0-1-13 複勝率7.1% 複勝回収率41%
4枠 0-1-1-12 複勝率14.3% 複勝回収率23%
5枠 4-0-0-10 複勝率28.6% 複勝回収率46%
6枠 1-1-1-11 複勝率21.4% 複勝回収率135%
7枠 1-0-1-12 複勝率14.3% 複勝回収率42%
8枠 0-2-0-12 複勝率14.3% 複勝回収率27%
好走馬は内枠と中枠に集中している印象を受けるが、もともと1〜3番人気が「6-4-4-7」と堅実な重賞なので、枠順別成績というよりは人気馬の偏り具合といっても過言ではない。
1枠 0-1-1-10 複勝率16.7% 複勝回収率60%
2枠 0-1-0-7 複勝率12.5% 複勝回収率43%
3枠 0-0-1-12 複勝率7.7% 複勝回収率44%
4枠 0-0-0-11 複勝率0.0% 複勝回収率0%
5枠 0-0-0-10 複勝率0.0% 複勝回収率0%
6枠 0-1-0-10 複勝率9.1% 複勝回収率151%
7枠 1-0-1-12 複勝率14.3% 複勝回収率42%
8枠 0-0-0-12 複勝率0.0% 複勝回収率0%
上記成績は4番人気以下による枠順別成績。4〜5枠の好走例がなくなり、人気薄に期待するのであれば内外極端な枠の方が狙いやすいようだ。ただし、7〜8枠に限れば1〜3番人気を含めても連対した馬はいずれも4コーナーを2番手以内で通過しており、先行するなり捲るなり脚質においても積極的な競馬ができないと厳しいだろう。