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【東京スプリントレース後コメント】キタサンミカヅキ森泰斗騎手ら

ラジオNIKKEI
  • 2019年04月11日(木) 10時50分
大井競馬場(天候:雨、馬場:不良)で行われたダートグレード競走の第30回東京スプリント(JpnIII・ダート1200m)は、JRA勢5頭、南関東10頭、他地区1頭の合わせて16頭が出走して行われ、好スタートからハナに立ち直線で粘る1番人気ヒロシゲゴールド(JRA)を、2番手追走からゴール前で差し切った4番人気キタサンミカヅキ(船橋)が、1分11秒6の時計で制し昨年2着の雪辱を果たした。また、スタートで出遅れた藤田菜七子騎手騎乗の2番人気コパノキッキング(JRA)が直線、大外から追い込み、粘るヒロシゲゴールドを交わして1馬身差の2着、直線で力尽きたヒロシゲゴールドがクビ差の3着に続いた。

キタサンミカヅキは、父キングヘイロー母キタサンジュエリー(その父サクラバクシンオー)という血統、船橋・佐藤賢二厩舎所属の牡9歳馬。通算成績は56戦12勝(うち中央44戦6勝)。勝利騎手は船橋の森泰斗

<レース後の関係者のコメント>

1着 キタサンミカヅキ(森泰斗騎手)
「道中は完璧でした。前を楽させないように、後ろにも差されないように乗りました。コパノキッキングが来るとは思っていましたが、馬場が味方してくれました。藤田菜七子騎手を負かして申し訳ない気持ちもありますが、勝負なので仕方ないですね。9歳という年齢を感じさせない、頭が下がる馬です。NAR年度代表馬の意地を見せられました。父であるキングヘイローの後押しもあったと思いますし、改めて、こういうときは走るものだと思いました。競馬っていいなと思います。これからも地方の年度代表馬に恥じない成績を残したいですね」

1着 キタサンミカヅキ(佐藤賢二調教師)
「乗り込みは十分でしたが、強い馬もいましたし、半信半疑でした。調教はピシッとやれましたし、泰斗騎手を信頼していました。2番手につけられて、あとは泰斗くんが何とかしてくれるだろうと思って見ていました。直線も手応えがありましたが、コパノキッキングに差されないといいなと思っていました。9歳馬ですが、状態も良くて、気合いが乗っていい状態で使えると見ていました。今後はまだ決めていませんが、馬の状態を見て、北島三郎オーナーと相談して決めます」

2着 コパノキッキング(藤田菜七子騎手)
「ゲートの駐立は悪くなかったのですが、出負けしてしまいました。思ったより後ろになって、砂をかぶってひるんでもいました。外へ出して伸びてくれましたが、勝ち馬は強かったですし、うまく乗られてしまいました。馬の状態は良さそうでした。不良馬場で音や、ナイターの雰囲気もあって、前回よりテンションが高かったかなと思います。乗せていただいて関係者の皆様に感謝しています。素晴らしい馬だと思っています。活躍できる馬だとも思っています。今日は負けてすごく悔しいですが、期待は変わらずに高いです」

2着 コパノキッキング(村山明調教師)
「勝ち馬にうまく乗られてしまった感じがします。位置を取りに行って外へ出して展開はハマったと思いましたがもう少しでした」

3着 ヒロシゲゴールド(武豊騎手)
「やりたいレースをできました。上位の2頭が強かったです。初重賞で、ギリギリまで頑張ってくれました。慣れない馬場なのかナイターなのか、ピリピリした感じはありました。でも目処が立ちました」

4着 ショコラブラン(戸崎圭太騎手)
「手応え良く、これはという感じでした。以前から追って、もどかしいところのある馬ですから・・・」

7着 ホウショウナウ(M.デムーロ騎手)
「初のナイター、不良馬場でしたからね。前が残る展開でしたし、直線は硬い馬場を気にしていました。状態は良かったと思います」

(取材:山本直)

ラジオNIKKEI

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