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【皐月賞】サートゥルナーリア、ド迫力リハ 完璧仕上げで無敗1冠制覇へ

デイリースポーツ
  • 2019年04月11日(木) 09時00分
 「皐月賞・G1」(14日、中山)

 ホープフルSを制し3戦無敗のサートゥルナーリアが10日、栗東CWで迫力十分の動きを披露。クラシック完全制覇が懸かるルメールを背に万全の仕上げを示した。同じくデビューから3連勝中のダノンキングリーも、美浦Pで好仕上がりをアピール。2歳王者アドマイヤマーズは栗東坂路を活気あふれる走りで駆け上がった。

 ド迫力リハだ。ホープフルSを制し、3戦3勝のサートゥルナーリアは栗東CWで併せ馬。手綱を押さえたままの馬なりで、直線では自らハミを取って俊敏に反応。柔軟な身のこなしで内のシャケトラ(6歳オープン)に半馬身、外のレッドウィズダム(6歳1600万下)に4馬身先着を果たした。5F70秒0-40秒3-11秒8と時計も上々。完璧な仕上げで1冠奪取に挑む。

 2週連続で騎乗したルメールも満足げ。「ポテンシャルが高そう。すごくいい感じでした。反応がとても良かった。コンディションは良さそうです」。初コンビだが、萩SとホープフルSでは、どちらも2着馬に騎乗していてその強さは間近で感じていた。「前走はメチャクチャ強かった。すごくいい瞬発力を持っていそう」と手放しで褒める。

 ぶっつけ本番もお構いなしだ。「先週のグランアレグリアも休み明けで桜花賞を勝った。自信を持って乗りたい」と鞍上が克服に自信を見せれば、辻野助手も「ホープフルSよりも調教内容は濃いと思うし、状態がしっかりとできている」と手応えをつかむ。中106日の勝利なら、皐月賞の最長間隔勝利記録を大幅に更新。歴史を動かすスターになりそうな予感だ。

 母が05年オークスシーザリオなら、兄は13年菊花賞エピファネイア。母子、きょうだいクラシック制覇が懸かる一戦に、「フィジカルが強くて長所が多い馬。まだ力を出し切っていないと思う。もしかしたら8割も出していないかも。母や兄以上の期待を抱かせてくれる馬」と同助手は野望と夢を抱く。

 Vならルメールは史上9人目のクラシック完全制覇となる。「皐月賞、ダービーを勝てる馬だと思います。今年はベストチャンス」。無敗のまま頂点をつかむ。

提供:デイリースポーツ

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