「
皐月賞・G1」(14日、中山)
デビューから無傷3連勝中の
ダノンキングリーは10日、美浦Pで5F64秒7-37秒3-11秒6の好時計を記録。馬とのリズムを重視して単走で追われたが、鋭い末脚は目を引いた。
3週続けて追い切りに騎乗した戸崎圭は納得の表情だ。「レースに向けてスイッチが入ったなという感じ」と感触を伝えつつ、「単走だったが、
リラックスして走っていた。順調さを感じた」と状態を把握。いい形で本番を迎えられる。
前走の
共同通信杯の勝利は大きな収穫だった。「距離の不安は少しあったが、それを覆す強い勝ち方だった」と振り返る。2歳王者
アドマイヤマーズを相手に正攻法の競馬でV。初距離の1800メートルも関係なかった。今回の舞台は中山芝2000メートル戦。さらに距離は延びるが、「前走で距離の不安は消えた。心配はしていない」と胸を張った。
昨年の
エポカドーロに続く連覇を狙う鞍上は「デビューからコンビを組んでいる有力馬と出走できることは幸せ」と素直な気持ちを語った上で、「この幸せをかみ締めながら、結果も出したい」と闘志を燃やす。最大のラ
イバルである
サートゥルナーリアとの無敗馬対決を制し、05年の
父ディープインパクト以来となる無敗王者の座をつかみ取る。
提供:デイリースポーツ